財務診断は健康診断と似たものと考えれば自ずとやるべきことが見えてきます。

Q. 決算書を預かってきました。まずどのように対応すればいいでしょうか?

経営者にアプローチして決算書を入手しました。この先、どのような手順で進めたらよいかわかりません。

A.健康診断と思ってください。

私は健康診断と財務診断を似たものとして表現します。 自社の健康状態がわからないと、どの薬を飲んでいいのか?どんな治療をしたらいいのかわからないですよね?それと同じです。
よって、まずは健康診断と思ってください。

財務コンサルの大まかな手順

1
BS①~⑤+αを分析する

α:現金損益、銀行格付、債務償還年数、平均金利・・・等

2
現状を把握する

財務は良いのか?悪いのか?

3
現状把握に対して、他者から良いと評価されているのか?悪いと評価されているのか?

銀行格付けや平均金利で

4
解決策を考える

事業改善の話ではなく、単純にどの数字がどのような数字になればいいのか?

経営者が行う行動に対して、数字で示すことが財務コンサルタントの役割です。 現在の状態を数字で表す 未来への取り組みを数字で予想する。それだけです。

「あれもこれも」と色々と手を付けて散らかってしまうことが多いです。
逆に、まずは「数字で経営を明らかにする」ことだけに専念した方が、思考が整理できて良いですね。