「この人は他の営業さんとは違う!」
ある経営者に「この人は他の営業さんとは違う。この人は信用できると直感的に思いました。この人と一緒に歩んでいこうという安心感もありました」と思わせた戦略法人保険営業塾の会員で東京海上日動あんしん生命・福島秀彦さん(49歳)。
西野
その社長に紹介で会ったんですよね。それはいつごろですか?
福島さん
去年の12月か今年の1月ごろです。
西野
その社長に初めて会ったときはどんな話をしましたか?
福島さん
保険を考えていらっしゃるお客さんがいるということでお邪魔しましたが、深い話はしませんでした。紹介者も一緒にいたので顔合わせという感じで。
そしたら社長が「また1カ月後いろいろ打ち合わせをしましょう」と言ってくださったんです。
そしたら社長が「また1カ月後いろいろ打ち合わせをしましょう」と言ってくださったんです。
西野
1カ月後にということは、もう1回会いましょうという意思表示ですよね。
ピンと来ました?
ピンと来ました?
福島さん
そう思いましたが、なんでだろうなとも思いました。
西野
2回目はどんな話でしたか?
福島さん
従業員さんの退職金に使えるような保障を考えているというお話しでした。私からはいろいろな方法がありますとお伝えしましたが、その前つまり2回目の冒頭で「五島さんの下でこういう財務の勉強をしています。
中小企業を強くして日本経済の発展に貢献するという理念を持って、やっています」と、五島さんがいつもおっしゃっていることを話しました。
中小企業を強くして日本経済の発展に貢献するという理念を持って、やっています」と、五島さんがいつもおっしゃっていることを話しました。
西野
五島さんの戦略法人保険営業塾では理念などを毎回語ります。
毎回語るのは非常に重要なことだからですが、それを社長との面談で自分の口から言えるようになると社長のこころに響いた、という話を会員さんたちから何度も聞いたことがあります。
社長の反応はどうでしたか?
毎回語るのは非常に重要なことだからですが、それを社長との面談で自分の口から言えるようになると社長のこころに響いた、という話を会員さんたちから何度も聞いたことがあります。
社長の反応はどうでしたか?
福島さん
「あーそーですかー」(やわらかい関西弁)という感じで、いつもの社長の感じでした。
それで「また次、毎月会いましょう」と言われ、翌月また行きました。
それで「また次、毎月会いましょう」と言われ、翌月また行きました。
西野
3回目ですね。
福島さん
保険の具体的な話になりかけたのですが、社長の会社の財務の資料を何も見ていませんでしたから、本当にこれでいいのかという不安がありました。
西野
ああ。こういうところに福島さんの誠実なお人柄が垣間見えます。
知識のない保険営業マンなら「何でもいいからまず買ってもらおう」と思ってしまいかねない、人間が問われる場面です。
知識のない保険営業マンなら「何でもいいからまず買ってもらおう」と思ってしまいかねない、人間が問われる場面です。
福島さん
いい会社だとは思いましたが、どんな財務状況か分からなかったので、「決算書を見せてもらえますか」というようなことをポロッと言ったのですが、何となく社長の反応が今ひとつよくなかったんです。
「あれ? 何か変なことを言ったかな」と思ったのですが、社長が「毎月1回会いましょう」と言ってくださったので、また翌月に訪ねました。
「あれ? 何か変なことを言ったかな」と思ったのですが、社長が「毎月1回会いましょう」と言ってくださったので、また翌月に訪ねました。
西野
あうんの呼吸とでもいうのか、無理強いせず、絶妙の距離を保ったんですね。
それで「また来月会いましょう」と。
それで「また来月会いましょう」と。
福島さん
ちょうどそのころ大阪の社長塾が始まる前でした。
社長を誘おうかなと最初思っていましたが、いやがられるかなとか、断られたら自分の保険も消えてしまうかなとか、いろいろ思ってしまいました。
社長を誘おうかなと最初思っていましたが、いやがられるかなとか、断られたら自分の保険も消えてしまうかなとか、いろいろ思ってしまいました。
西野
優れたビジネスマンは繊細です。
福島さん
何も財務資料を見ていないので、誘って断られて保険の話が消えても仕方がないと覚悟して、社長塾のことを伝えました。
「以前もお話しした私の財務の師匠である五島さんが経営者向けにこういう塾を開催します。社長、よかったら来ませんか」と。
「以前もお話しした私の財務の師匠である五島さんが経営者向けにこういう塾を開催します。社長、よかったら来ませんか」と。
西野
大事なひとことですね。
福島さん
社長はすごく前向きにいろいろ吸収しようとしている人だと思っていましたから。だって、「毎月会いましょう」「教えてください」と言ってくれる人ですから。
しかも2代目という立場ですから、社長塾は絶対に役に立つという自信がありました。
一方で、いやがられたら自分の成果がゼロになってしまうという葛藤がありました。
それでも、そうなったらそのときはそのとき、縁がなかったと思うことにして。
しかも2代目という立場ですから、社長塾は絶対に役に立つという自信がありました。
一方で、いやがられたら自分の成果がゼロになってしまうという葛藤がありました。
それでも、そうなったらそのときはそのとき、縁がなかったと思うことにして。
西野
言うべきことを言うべきときに伝えたわけですね。
福島さん
即答はもらえませんでした。
そこで、社長に「考えておいてくださいね」と。
そこで、社長に「考えておいてくださいね」と。
西野
どうなりました?
福島さん
いよいよ社長塾の最終締切の間際になっても社長からお返事がなかったので、誘った以上はイエスかノーか聞かないといけないと思い、電話を差し上げたら、「行きます」と言ってくださって。
西野
社長は福島さんからの確認電話を待っていたのかもしれませんね。
福島さん
かもしれません。それで2人で社長塾に参加しました。
西野
1回目は今年の2月か3月ごろですね。どうでしたか?
福島さん
あとで分かったことですが、社長は開催時間のだいぶ前に来られたんです。私たちが会場設営の準備をするタイミングで来られて。「会社と会場の場所が離れているので、遅れてはいけないので早く来ました」と。。
西野
素晴らしい行動ですね。五島さんと重なるような。というのは、五島さんは待ち合わせの時間の1時間前に着いていることがあるんです。先手先手で動くところが同じだと感じます。
福島さん
これもあとで聞いたのですが、社長なりに五島さんをネットでいろいろ検索したらしいです。それで、すごいことをしている人だと分かったらしくて、そんな人の塾に行くんだから開催時間の間際に会場に着くようでは五島さんと関わりを持つことができないだろうとも思って、早く行ったそうです。
西野
社長には私もお話しを聞いたりお目にかかったりする機会がありましたので、その行動ぶりが理解できます。本当に誠実なお人柄で、地に足の着いた考え方と行動をしておられる様子が印象に残っています。
福島さん
五島さんも当然早く会場に来られていて、社長はたぶんそこで五島さんに決算書を見てもらったようです。私も見ていなかった決算書がぽろっと出てきて(笑い)。
西野
福島さんが言っても出て来なかったのに(笑い)。
福島さん
社長塾に参加する場合、財務資料を準備してくださいと伝えてあったとはいえ(笑い)。そこで五島さんは一瞬見て「もしよかったら関わりますよ」と。
西野
何か大事な問題を見つけたのですね。それにしても話がトントン拍子に進んでいますね。
福島さん
私の目の前で何が起きているのかよく分からなかったです(笑い)。。
西野
社長と五島さんを引き合わせたのは福島さんです。福島さんがいなければ2人は出会っていないのですから。で、社長は五島さんとそういう話をしてから社長塾を受けたんですね。
福島さん
はい。社長の姿勢はすごいなぁとあらためて思いました。
西野
謙虚な社長ですが、学ぶことに対する姿勢が積極的です。
福島さん
それで、五島さんが「では一度3人でディスカッションをしましょう」と提案し、翌月の2回目の社長塾の前の時間に新大阪で打ち合わせの時間を設けました。1回目の社長塾のときに五島さんは社長から決算書を預かって帰りましたから、この間に五島さんが財務分析されて、打ち合わせのときに社長にいろいろお話しをされて、「では財務コンサルに入りますよ」という方向で話が進みました。その際に五島さんは「保険はこういう形にします」ともお話しになって。
西野
入っている保険に問題があったんですね。
福島さん
はい。ありました。それで、借入金の連帯保証対策として、保障額6億円の保険に。。
西野
え? そんなに簡単に?
福島さん
はい(笑い)。
西野
そんなに簡単に保険が決まっていいのだろうかという(笑い)。そのあと福島さんが契約業務をしたんですね。
福島さん
そこも五島さんが全部コーディネートしてくださって。
西野
え!?
福島さん
私は何もしてないです(笑い)。。
西野
(絶句)。でも、福島さんに先日電話を差し上げたとき社長と打ち合わせをしていましたよね。月1回の会議以外でも社長に会っているんですね。
福島さん
毎月1回、社長と五島さん、税理士、私の4人で経営改善会議をしています。その会議をより深く理解してもらうために、五島さんの指示で議事録を社長に作成していただいています。それで、会議の翌日か翌々日に忘れないうちに社長と私でメモなどを擦り合わせて、一緒に議事録をつくっているのです。私はICレコーダーで録音もしていますから。
西野
すごいなぁ。
福島さん
会議をICレコーダーで録音するじゃないですか。それは私にとってすごい財産です。五島さんの一言一句が全部聞けるんですから。
西野
現場での話の流れや言葉の選び方、間の取り方などが全部入っているわけですね。
福島さん
もう1つ、すごい財産があるんです。
西野
教えてください。
福島さん
五島さんを迎えに行って、会議の場所まで車でお送りするんですが、その間の30分から1時間くらいの車の中での会話もすごい財産です。五島さんを独り占めできる時間なんです。緊張しますけどね(笑い)。
西野
ハンドル操作を誤らないように気をつけてください(笑い)。そういえば埼玉の岸さんも同じようなことを言っていました。「緊張するけど、ものすごい勉強になる」と。
福島さん
それで五島さんから「何時にどこどこに迎えに来て」と言われるのですが、たいていその予定時間より早く終わるんです。最初すごくびっくりして(笑い)。こちらは予定時間通りに行こうと思っていますからぼーっとしていたら、いきなり「今終わったから。どこにいる?」と(笑い)。「えーっ!」と大慌てで(笑い)。
西野
(笑いが止まらない)それよく分かります。五島さんは前倒しで動くんです。時間を無駄にしないし、約束の時間に遅れることは絶対にしません。以前メルマガに書きましたが、埼玉の駅で五島さんと朝待ち合わせをすることになって、私の最寄り駅からずいぶん遠いので、万一に備えて2時間前に現地に着いたところ、五島さんも1時間前に着いて(笑い)。
福島さん
(笑い)
西野
志村けんは絶対に時間に遅れなかったそうですね。亡くなったときにいろんな人がいろいろな思い出を語っていましたが、1つ印象に残った話があります。付き人が約束の時間に遅れ、志村けんはものすごく怒ったそうです。その理由は「申し訳ありませんというお詫びを最初に言わなければならないからだ」と。実は同じことを五島さんも言っていました。仕事に対して誠実な人は同じ姿勢なんですね。ところで、福島さんの前職は何ですか?
福島さん
鉄鋼商社にいました。
西野
いつ辞めたんですか?
福島さん
44歳のときです。あんしん生命に転職しました。
西野
入会したのはHSC(今のSHE導入財務基礎講座)ですか。
福島さん
2016年の夏ごろに。
西野
きっかけは何でしたか?
福島さん
大坪さんと五島さんがコラボするフロントセミナーが大阪であったんです。最初5分くらい大坪さんが話して、五島さんを紹介して。五島さんの顔を初めて見て「何だこの顔は」と圧倒されました(笑い)。迫力ありすぎです(笑い)。
西野
(爆笑)。ですよねやっぱり。普通ビビります。それで、なぜフロントセミナーに?
福島さん
確か一社専属でも法人保険営業ができるという触れ込みだったので。実はいろんな塾に行きましたが「何だかな-」というのが多くて。
西野
私の大好きな話です(笑い)。ほかの塾はどこに行きました?
福島さん
ピーーーーーー(注・具体名がいくつか出たので、それが読者の皆さんに分からないように音をかぶせました)。
最初はいいなぁと思っていたのですが、だんだん商品売りの感じになってきて。個別で相談しても何も教えてくれないというか、「そこは自分で行け」みたいな感じで。
最初はいいなぁと思っていたのですが、だんだん商品売りの感じになってきて。個別で相談しても何も教えてくれないというか、「そこは自分で行け」みたいな感じで。
西野
ドクターマーケットなんとかセミナーは面倒見が悪いですねぇ。で、もう1つのやつはどうでした?
福島さん
相続を学べましたが、一社専属としてはそこから保険をどうつなげればいいのかなかなかイメージが湧きませんでした。
西野
私がここで言うと宣伝めくのでよくないんですが、でも、本音を言えば、戦略法人保険営業塾に来る前にほかの塾にいろいろ行ってみればいいんです。そうすると戦略法人保険営業塾のすごさがよく分かりますから。五島聡と沖野孝之がどれほど面倒見がいいかも分かります。PRをする気はさらさらありませんが、私の本音として、本当にそう思っています。
福島さん
HSC(現在のSHE導入財務基礎講座)に入ったきっかけは西野さんですよ。
西野
?
福島さん
メルマガに書いてるじゃないですか。困ったことがあったらいつでも電話して来いって。フロントセミナーに行って迷ったときや聞きにくいことがあったときは電話してこいって。それで西野さんに電話したんだと思います。
西野
おおお。
福島さん
関西に住んでいるので東京に行くのはちょっとしんどいですし、正直どうしようかと迷っていると話したら、「絶対に来たほうがいい」「絶対に間違いないから」って。「五島さんは怖い顔をしているけれど、人のことをよく分かっていて、来れば間違いないから」って。
西野
怖い顔の話までしましたか(笑い)。私は五島さんを長年そばで見てきたので、フロントセミナーでは伝わりにくい裏の話をお伝えしたんですね。福島さんが受け止めてくださったことにお礼を申し上げます。最後にこれからの目標を教えてください。
福島さん
3万社の自己資本経営を実現すると五島さんがおっしゃっていますよね。私はその1人、1つのピース(かけら)になりたいです。
西野
素晴らしいです。そういう理念を持って仕事に取り組む福島さんに出会えた社長はしあわせ者です。
福島さん
いえいえ、まだまだヘタレです。シーで五島さんに当てられて、答えが間違っていたりして、いじられています(笑い)。
西野
いじられるのは最高のポジションです(笑い)。
福島さん
西野さん、最近のメルマガには「いつでも電話してこい」と書いてないので、書いておくほうがいいですよ。
西野
あ! 福島さんに私がいじられた(笑い)。まいりました(笑い)。
<おわり>