S先輩への挑戦と勝利

私が在籍していた当時のソニー生命には、成績上位者の中に猛者と呼べるLPが複数人いました。
その代表格の一人「S先輩」は、保険販売件数でギネスも保有しているほどです。
入社して数カ月経過した頃、S先輩が広島支社で講演をしてくれました。
講演では自分の週報までも公開し、行動量の大切さを教えてくれました。ありがたいことです。
 
講演後に懇親会があり、その場でS先輩が「五島君、握ろうか」と新人の私に声を掛けてくれ、私はそれを受けました。

 握ることで結果に対する徹底的なこだわりが生まれ、実現手段として行動量を増やすことが出来ました。
当時の締切日は3月15日、毎月張り出されるランキングで私はS先輩の次の8番でした。
締切日の当日、S先輩から電話があり勝ち誇られましたが、私は内心ほくそ笑んでいました。
その後正式な最終ランキングが発表されたのですが、そこではS先輩と私の順位が逆転していたのです。
それを見たS先輩から「なぜか?」と連絡がありました。
 
答えは「特別保険料」でした。
ある経営者の契約が体況上の問題により割増保険料が月25万円程ついて、それを承諾してもらった結果でした。
 
この出来事を深く考察してみると、「強い先輩との競争」をして行動量の大切さを学べたことが大きかったのですが、本質は「弱い自分との競争、挑戦」を行ったことで習慣化出来たことがその後に繋がっていったと解釈しています。
いずれにしても、いい環境で育てて貰ったことに感謝しかありません。