電話で法人の新規開拓をするのであればテレアポのスクリプトがあるほうがいいです。思いつきで話すより、あらかじめ話す内容を文字にしてあるほうが、安心して電話で話せます。
ではどんなテレアポのスクリプトがいいかというと、今の時代に合わせた、そして社長のこころをつかむ台本であるべきです。社長のこころが分かっていないと台本をつくるのは難しいでしょう。
台本ができても、それは何度も実際に使われて、そのたびに修正を加えられていくべきです。そうすることでよりよくなるからです。そんなテレアポのセリフを誰かが試行錯誤して改善し、それを仲間で分かち合うことができればどれだけ素晴らしいことでしょうか。
一人でやるより、数人以上でやって、いいものをつくりあげていくほうが効率がいいですし、くじけずに済みますし、いいスクリプトができるに決まっているのです。
ところで、会社に電話をかけると、受付や総務がまず電話に出ることが多いと言えます。そこでガードされて社長につないでもらえない、ということでは困ります。受付や総務から社長に電話をつないでもらう言葉も大事です。
スクリプトはつくればおしまいではありません。何度も声に出して読んで暗記しておくほうがいいでしょう。すらすらとよどみなく出てくるくらい、繰り返し音読して頭に叩き込んでおくべきなのです。おどおどした態度は相手に不信感を抱かせてしまいますから、自信を持って話せるようにしておくべきです。そんな態度が相手の不信感を消すのです。
たかが電話と見くびってはいけません。電話の態度は声に出ます。小手先でしのごうなどと不埒なことを考えてはいけないのです。