決算書をお預かりしても、何をどう読めばいいのか分からない。知り合いの税理士に見せてみたけれど、勘定科目などの専門用語が出てきてますます分からなくなった。こんな悩みを持つ法人保険営業マンが少なくありません。
決算書にずらずらと数字が並んでいて、取り付く島がないように見えても仕方がありません。そもそも決算書の大事な読み方は税理士でも知らないことが多いのですから。
決算書は企業の資金繰りに大きな影響を及ぼします。企業の通信簿のようなものと考えてください。
決算書の読み方も大事ですが、決算書のつくり方も同じくらい大事です。優れた法人保険営業マンはこれまでの決算書を読み解き、そのうえで税理士に「これからはこんなふうに決算書をつくってください」と指示を出します。税理士が知らない決算書の作り方があるのです。税理士から一目置かれる存在になるのです。そこまでできるようになるからこそ社長から絶大な信頼を得る法人保険営業マンなのです。
なぜ税理士は決算書の読み方も作り方も知らないのでしょうか。それは、税理士の仕事の基本が税金の算出にあるからです。税理士はどちらかといういと社長の立場ではなく、税務署に突っ込まれないように税務を見ています。これでは社長にとっていい決算書を作成することはできませんし、決算書の何が大事なのか分かりません。
法人保険営業マンは税理士ではありません。徹底的に社長の側に立つのです。そこから自然と社長にとって重要な決算書の見方が生まれますし、いい決算書の作り方がどういうものなのか分かるようになります。
何となく気後れしていた決算書を楽しく読み解き、問題点を抽出し、解決策を考えて提示できるようになってこそ社長に頼られる法人保険営業マンなのです。