中小企業が目指すべき経営

私たち保険営業マンが財務貢献をするうえで重要になるのが「決算書」です。しかし、その重要性に気づかないまま、行き当たりばったりの経営をしている会社がたくさんあるのです。私はそういう経営を「知らない経営」と呼んでいます。

「知らない経営」をしている社長は、多くの場合、どこに行くべきかという目指すべき経営の姿がわかっていないのです。経営者が目指すべきなのは「自己資本経営」です。

そのためにはお金が残る経営をしなければいけません。自己資本経営を達成する手段こそ、私たちが推奨している「現金損益®安定黒字経営」です。毎月、毎年、お金が残るような黒字経営を目指すのです。黒字経営とは利益を蓄積していくことです。

しかし、多くの経営者が陥っているのが「税金を払うのはもったいない」という考え方です。そうして税金を減らす手段として利益を潰しています。

その結果、会社にお金が残らず、過小資本、あるいは債務超過となって〝弱い会社〟になってしまいます。これこそ多くの会社が10年も継続できない原因だと考えています。

「知らない経営」とは、財務をはじめ、正しい節税の姿や、コンプライアンス、事業承継のあり方、金融機関との関係性など、現金損益安定黒字経営に必要な諸々の知識を〝知らない〟ということでもあります。そうした知識を正しくアドバイスできる人間が今、わが国に求められているのです。
こうした「知らない経営」の状態を打ち砕くのに必要な基本知識が、財務という「金の入りと出」を表すデータです。そして財務のベースになるものこそ「決算書」なのです。

「現金損益®」は、エフピーステージ株式会社の商標登録です。